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2年前の自分の日記は、固有名詞を全然出さずに曖昧にぼやかしていて、私にしか解読できない文章だった。なんなら今の私ですら、何を示唆しているのか計りかねる部分もある。
でもとにかく、就職活動を苦しみながらもきちんとやっていること、卒業論文はあんまり手を付けてないこと、恋人のことを疎ましく思っていること、大好きなバンドに出会ってしまったこと、色んな死が重なってぼんやりしていることなんかが読み取れた。あと今の私より言葉選びが上手い。
就職したけれど2年弱で退職した私は、ぼんやりと無職を満喫しているのだけれど、流石に半年経ってしまうと周囲からの目線が痛い。友人の母親にまで心配される始末である。そろそろ、とずっと思っているのだけれどなかなか腰が重たい上に、ぼんやりしすぎて頭が回らなくなってしまった。だからとりあえず、文章を書き出して頭の整理でもしようと思う。